2011年05月05日

押し寄せる

ふと、夜。
相方が寝てしまった後の、夜。

被災地から帰ってきてから、実は、夜、毎晩悲しみが押し寄せてくる。

誰が、とか、何があったから、とか、言葉になるような原因は特にない。

ただ、ただ、悲しいだけ。

苦しみではない。
寂しさでもない。
つらい、という感覚でもなく、
がらんどうに風が吹く、という感じでもない。

悲しい。

南の海に潜って、どんどん沖へ行くと、ある所から突然、深くなり、
魚がいなくなる場所がある。
海の奥のほうは、暗くて見えない。

そんなような、静かで深い、悲しみ。

ウツ、みたいにヤル気が出ない、とも違う。

悲しくて動けないけどね。

ごろん、と転がったままで「かなしいなぁ…」と思うだけ。

どこから来るんだろう?
と、思ったら、やっぱり福島のほうから、だった。

沢山の人の悲しみが、あっちの方向から押し寄せて来る感じ。

今日は、昼間もそうなった。
ふとした瞬間に、アンテナがキャッチしちゃうのかな?
そう感じるだけかもしれないけど。

この感じ、北海道のある湖に行った時の、アイヌ民族の怨念とか
広島の原爆ドームに行った時の戦慄とか
アンネの最後の家に行った時に感じた恐怖とか

…ああいったものを感じた時と、とてもよく似ている。

残された思念をキャッチしちゃってる感じ。

は〜〜〜〜〜。

こりゃこりゃ。
ずっと続くんだろうなぁ…(−−;)
そんな自分に付き合うしかないやね〜。。。



posted by にゃも at 02:57| 群馬 ☔| Comment(2) | 思うコト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうだなぁ私は、あの日からずーっと
四六時中眠いのに眠りが浅い。
夜より昼間の明るいうちの方が
何故か安心してひと時眠るけどスグ目が覚めるッス。

こうゆう時、どうしたもんだろうと思うと
何故かいつも思い出す、誰が話していたか忘れたけど
ヨーロッパの方では昔々から戦争や内戦が繰り返され
沢山の人々が死傷して戦火で街はボロボロ、そんな中劇場でオペラの公演を行い、明日の食べ物に事欠きながらもチケットを手に皆涙して聴き入ったという話。

オペラもクラシックも、私は詳しくないけど
『本当に美しいもの』は、希望を抱かせてくれるのかもしれない。
『音楽』や芸術文化が瓦礫を片付けてくれるワケではないが
悲しみの中にいる時、誰よりもその人の心近くに自然と寄り添っていてくれる。
希望が持てないと、明日に向かって一歩踏み出すのさえ辛いものね。

Posted by さこちゃん at 2011年05月06日 10:11
さこちゃん>

やはり、子どもでもそう言ってました。
眠りが浅い、とか眠れなかった、とか。

その事ばかり気にしててもしょうがないけど、体とゆーか、深いところとゆーか、は、正直で。

なかった事にして面白いことばかりだと自分に嘘をつく事になるから、やっちゃダメだけど、ちゃんと解っててハレをするのなら、息抜きは必要だよね。
Posted by にゃも at 2011年05月07日 16:36
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